24年1~3月の日記です。
1~3月って、個人的には新年と新年度の間でなんか毎年ペースがつかみにくい…。
4月になると、その狭間の期間を抜けて、やっと1年が軌道に乗ってきた感じがする。
自分でものんびりしてるなとは思うけど、毎年そんな感じ。
映画をまあまあ観た
特に2月によく観た。特にヒットしたものは下記です。
『哀れなるものたち』
好奇心を満たすことが人生で何より楽しいと私は思っているので、その楽しさをここまで真正面から描いた作品は好きになるしかなかった。
ベラの冒険のシーン、夢みたいに美しかったな。前々からずっと行きたいと思っている場所がこんな美しい登場をしたので、さらに行きたくなってしまった。
そして、ベラが外の世界を知ることで絶望もして、でも諦めず、知恵をつけることで誰かを救おうとする様子に、私もそうやって世界と関わっていきたい、学び続けなきゃ、と思った。ベラのように、世の中も人もよくなっていくものと信じていたい。
衣装もすごく好みだった。成長していくベラの内面に合わせて衣装が変わっているらしいのだけど、正直どれも好き。パフスリーブ・フリルとかでデコラティブなのが本当に可愛いし、終盤の黒の衣装はスタイリングごと真似したい。パンフレットでTOGAのデザイナーが衣装について寄稿していたのもよかったな。
映画の中身にも、好きな映画に出会えたことにも、とても力をもらって、2回目も行った。2回目は、映像が美しいだけじゃなく音(サントラ)がとてもいいなということに気づけた。
『籠の中の乙女』
『哀れなるものたち』からランティモス作品を観たくなって、amazon primeで観た。他にこれまで観たことあるのは『ロブスター』、『女王陛下のお気に入り』。
最新作から初期作に戻ってみたけど、『哀れなるものたち』も『籠の中の乙女』も最初、娘が家の中に閉じ込められているという設定なのは一緒。
『哀れなるものたち』ではベラの意思を尊重してもらえるのに対して、『籠の中の乙女』は徹底的に父親に家に閉じ込められている。
世間知らずゆえに姉弟で危ない遊びをしたり、父親の言うことを疑ったことがないのがかなり痛ましく残酷だけど、明らかにおかしいことをその異常さが最も浮かび出る形で描くのが本当にうまいなあと思う。奇怪で観ていて具合悪くなる感じあるけど、引き込まれてずっと観てしまう。
ヨルゴス・ランティモス、これからの作品もすごく楽しみ。
『デューン 砂の惑星PART2』
前作、あんまり印象に残らなくて、正直part2も映画館で観る予定なかった。でも行ってみたら、今作から物語が本格的に動き始めて面白かった。印象としては静謐なスターウォーズみたいな感じ。
砂漠の砂が風に晒される様子とか、群集や軍が集う時のヒキの映像とか、迫力あってこれは確かに映画館で観るのが良さそう。
しかし最近ハラハラする映画を映画館で観るの結構しんどい時ある。あまりに目の当たりにしすぎるというか。手汗すごいのでハンカチ必須だし、落ち着くために目瞑ってる時あるし、途中退出しづらいけど、本当にしんどかったらいつでも出れる、と言い聞かせていて乗り切っている…。
他に観た映画は下記です。
・『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
・『ラ・ラ・ランド』(再)
・『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
・『ひなぎく』(再)
・『瞳をとじて』
・『夜明けのすべて』
どれも面白かったし、2回以上観ている『ララランド』『ひなぎく』は確実に好きな映画だからいずれちゃんと感想書きたいな。
短歌にハマる
元々うっすら興味があってたまに歌集を読んでいたけど、本格的に読んだり作りたいなと思い始めた。
短歌、たったの31音で一気に別の場所に連れて行ってくれる感じで好き。
短歌関連で読んだ本
『はつなつみずうみ分光器』
これから読んでみたい短歌集、気になる歌人を探すのにとてもよかった。
『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』
やっぱり私は「少女」や「女性」をモチーフにしたり表現しているものが好きだなと思う。かわいくて奔放で痛くて、最高に好みの短歌集です…。
『推し短歌入門』
「推し短歌」のみならず短歌全般について鑑賞・作成の知識を付けられて、初心者にぴったりだった。
『朝、空が見えます』
『老人ホームで死ぬほどモテたい』
『朝、空が見えます』は詩集だけど便宜的にこちらに入れる。
『朝、空が見えます』の刊行記念として東直子さん×上坂あゆ美さんのトークイベントがあり、聞きに行って、それぞれの著書にサインをもらった。著書内の詩や短歌も添えていただき、とても嬉しかった!
刊行記念のトークイベントで素敵なサインと言葉とメッセージを書いてもらった本🕊️宝物にする pic.twitter.com/luJWs5C9DL
— na (@_nwhkr_) 2024年3月16日
このことを友達に話したら、後日一緒にスナックはまゆうにも行くことができてこれも嬉しかった。
体調崩しがち(歯列矯正始めた)
正確には昨年末から歯列矯正を始めた。本格化したのが今年という感じ。
その一環で親知らずの抜歯をしたのだけど、手術が思ったより壮絶で引いた。
やったタイミングが悪かったのかそのあと寝込んだり、免疫が落ちたのか胃腸炎にもなったり、結構ボロボロな冬だった。でも、1年以内にはやっておいてくださいねと矯正歯科医に言われている中で、早めに終えられてよかった。
矯正については、始めるまでの葛藤・病院選びの経緯(無料カウンセリングを1ヶ月で10軒回った)・お金のこと、いろいろめちゃくちゃ語れることがあるので、いつかブログにまとめたい気持ちがある。
ちなみに矯正始めて間もないけれど、もう目に見えるくらい違いが分かって、歯ってこんなすぐ動くんだなと日々思っている。完成まではまだまだ時間を要しますが…。
春〜初夏も旅行をはじめ楽しみな予定がたくさんなので、体調万全で全部楽しめたらいいな。
あと、競馬を細々とやっており、この前高松宮記念で初勝利したので競馬熱が加速しています。春になり、競馬シーズンだ嬉しい、と思うくらいには趣味です。
備忘録(その他読書・鑑賞記録)
本
・『ムーン・パレス』ポール・オースター
・『自転しながら公転する』山本文緒
・『黄金の少年、エメラルドの少女』イーユン・リー
・『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
・『紙の動物園』ケン・リュウ
漫画
・『太陽よりも眩しい星』河原和音
・『こっち向いてよ向井くん』ねむようこ
美術展・写真展
・『モネ 連作の風景』@上野の森美術館
・『記憶:リメンブランスー現代写真・映像の表現から』@東京都写真美術館
ドラマ
・『Eye Love You』